INTERVIEW
May 15.2020

インタビュー企画「ピンチをチャンスに!」【第6回】龍崎翔子さん | L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.

企画主旨

第6弾は、株式会社L&Gグローバルビジネス代表取締役の龍崎 翔子さん。「HOTEL SHE,KTOTO」をはじめとした個性的なホテルを運営しながら、「ライフスタイルのあらゆる意思決定のシーンで、選択肢の多様性にあふれた社会を作る」ことをミッションとして、社会に新たな価値提案をしています。

運営するホテルはコロナウイルス感染拡大の影響を受けて休業中ですが、その中でも短期間で次々と新規事業をリリースし、業界全体を巻き込んで社会課題に立ち向かっている姿に感銘を受け、今回の企画を依頼しました。

「ホテルというメディアを通じて社会に選択肢を提案していく」という考え方に基づいたそれぞれのサービスについて、リンク先も含めて是非ご覧ください。

インタビュー企画「ピンチをチャンスに!」【第6回】龍崎翔子さん | L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.

Q: どんな事業をされているか、簡単に教えてください。

龍崎:メディアとしてのホテル」をコンセプトにHOTEL SHE, KYOTO、HOTEL SHE, OSAKAなど全国で5店舗の宿泊施設を運営しています。
また、関連会社の株式会社CHILLNNでは「ホテルの発信力を高め、指名買い客を増やす」自社予約エンジンシステムCHILLNNを開発、運営しています。

Q: 新型コロナウイルス感染症による影響はありますか?

龍崎: 全国にホテルや旅館を5店舗営業しておりましたが、従業員、お客様の安全を優先するためしばらくの間、全施設を休業することになりました。5月からは、HOTEL SHE, KYOTOHOTEL SHE, OSAKAの2施設を、感染症予防対策を徹底した上で、主に“自宅から自主隔離したい人”を対象にしたホテルシェルターとして運用していく予定です。

Q: 影響を受けて新たにチャレンジしたことと、その中で見えてきた課題や解決策を教えてください。

龍崎: 当面の間、ホテルの実店舗を通して出来ることには限りがあるので、架空のホテルをコンセプトにしたWEBメディア「HOTEL SOMEWHERE」を開始しました。ホテルスタッフと外部のキュレーターの人達を巻き込んで、「なくならないでほしいホテル特集」等、自宅で旅行やホテルを楽しんでいただける記事を発信しております。

HOTEL SOMEWHERE
https://note.com/lng

また、HOTEL SOMEWEHREでは楽天ROOMを開設しました。ホテルの世界観を自宅で楽しんでいただけるアイテムをキュレーションしています。

関連会社の株式会社CHILLNNでは、「未来に泊まれる宿泊券」と「ホテルシェルター」の2つの事業を始めました。有難いことに毎日新聞や日経MJ等、既に数十媒体のメディアに取り上げていただいており、これからより多くの施設を巻き込んで盛り上げていきたいと思っています。

「未来に泊まれる宿泊券」は、ホテル予約のバウチャー(引き換え券)を宿泊施設が販売できるプラットフォームです。緊急事態宣言が長期化して、全国的に宿泊施設の資金繰りが厳しくなっています。新型コロナウイルスが収束して、自由に旅行に行けるようになった際に使用することが出来る、バウチャーの機能をつくりました。

自社が運営しているHOTEL SHE, KYOTO、HOTEL SHE, OSAKAはもちろん、リトリートやBackpackers’ Japan等、現在全国100店舗以上の施設に加盟いただいております。

CHILLINN 未来に泊まれる宿泊券
https://www.chillnn.com/curation

ホテルシェルター」は、外出自粛が求められている中で、医療従事者やサービス業就業者で自宅に新型コロナウイルスを持ち帰る可能性がある人や、同居する高齢者にウイルスを感染させる恐れがある人など、「自主隔離」をしたい人と宿泊施設をマッチングさせるプラットフォームです。二次感染のリスクを限りなく少なくするために、感染症対策の専門家と一緒に運用のためのガイドラインを策定して、ホテルシェルターの加盟施設には無料配布をする予定です。

こちらは現在、5月中旬の全国展開のために、自社のHOTEL SHE, KYOTO、HOTEL SHE, OSAKAで試験運用を開始しております。こちらもありがたいことに、プロジェクトの公開から現在までの間に、個人・法人の利用希望や協賛、寄付の希望、そして宿泊施設の加盟希望を多数いただいています。取り組みを継続して展開していくために、協力してくださる企業様や宿泊施設様を募集しております。

HOTEL SHELTER
https://www.hotel-shelter.net/

Q: ピンチをチャンスに変えるために心掛けていることは何ですか?

龍崎: 今の事業を持続させるためにどうすればいいだろう?ということではなく、消費者としての自分の思う「こんなサービスが欲しい」を純粋に追求するようにしています。

Q: 最後に一言!(これから行いたいチャレンジ、読者へのメッセージ等)

龍崎: 多くの業界・企業が未曾有の危機にさらされる中で、行政・民間の隔てなく連帯して新たなニーズを掘り起こし、社会インフラを構築していくことが重要だと考えています。この危機を乗り越えて行くために皆様のお力をお貸しいただけると幸いです。何かご一緒出来そうな取り組みがあれば是非お気軽にお声がけください。


>記事一覧

第1回 :【第1回】中田俊さん |株式会社夢びと

第2回:【第2回】杉原惠さん |一般社団法人my turn

第3回:【第3回】篠田 拓也さん |株式会社アイトーン

第4回:【第4回】松榮秀士さん | PaKTcompany合同会社

第5回:【第5回】王 智英さん | 株式会社ウエダ本社


photo:龍崎 翔子
龍崎 翔子
L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.代表/ホテルプロデューサー。1996年生まれ。2015年にL&G社を設立。「ソーシャルホテル」をコンセプトに掲げ北海道・富良野の「petit-hotel #MELON 富良野」や京都・東九条「HOTEL SHE, KYOTO」をプロデュース。2017年9月には大阪・弁天町でアナログカルチャーをモチーフにした「HOTEL SHE, OSAKA」を、2017年12月には湯河原でCHILLな温泉旅館「THE RYOKAN TOKYO」を手がける。2018年5月に北海道・層雲峡で廃業した温泉旅館を再生した「HOTEL KUMOI」をオープン。

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