Jul 16.2020

新コーディネーター 井上 良子・木村 響子の2人をご紹介します!

新コーディネーター 井上 良子・木村 響子の2人をご紹介します!

4月から、SILKに新しい仲間が加わりました!イノベーション・コーディネーター 井上 良子 と 木村 響子 より、皆さまにご挨拶をさせていただきます。


井上 良子

イノベーション・コーディネーター

── 自己紹介をお願いします!

九州・福岡出身で、九州大学の法学部・ロースクールで学んだ後、母校に設立されたソーシャルビジネス研究センターで7年間、ムハマド・ユヌス博士(グラミン銀行創設者)が提唱し実践するソーシャルビジネスの普及とコーディネートに従事しました。ワークショップや若者向けのビジネスコンテストを開催したり、バングラデシュでのスタディツアーを企画したりしていました。

その後、東京のNPO法人クロスフィールズで日本企業とアジアの社会的企業をつなぐ留職プログラムや経営幹部向けの社会課題フィールドスタディ事業を担当。国や組織間のボーダーを越えて社会にインパクトを出していくことにやりがいを感じてきました。また、グローバルな問題や国際機関の活動・現場から学ぶ国連フォーラムというコミュニティの運営にも10年間関わっています。

── SILKでどんなことにチャレンジしたいですか?

組織の枠を超えて横断的に活躍するオープンなチーム作りと多様なセクター間の共創をサポートしたいという思いがあります。複雑な課題を、セクターを超えたチームワークで解決し、社会課題を生まない事業を増やしていくには、異質どうしの出会いと学び合い、部署や職種にとらわれない実践が大事になってきます。組織内でも組織外でもオープンイノベーションが起こる状況を増やしていきたいです。

これまで、海外で最先端の動きや知見に触れるたび、日本に昔から根付いてきた価値観や経営哲学に立ち戻ることが多くなってきました。文化や社会・地域の中に先人たちの知恵や事業が紡がれている京都で、今度はSILKコーディネーターの立場から、海外への発信や多様なアクターが連携し合う越境型の共同プロジェクトを進めていければいいなと思っています。

── みなさんにメッセージをお願いします!

2010年に東南アジアで社会起業家に出会ったことが大きな転機になって、直感的に進路を転換することにしたのですが、やはり頭だけで考えるのではなく、自分の直感や内側の声を信じて、多様な価値観と出会うことが大事だと思っています。

今回京都に移ってきたのも、視野と思考の幅を広げてくれる人たちとの出会い、海外から学ぶたびに無視できなくなってきた、「東洋的な思想や哲学の文脈の中でソーシャルイノベーションを捉え直したい」という自分の内側の声が背中を押したから。これから京都で新たに出会うヒト・モノ・コトから学びながら、私自身もアップデートしていくことを楽しみにしています!


木村 響子

イノベーション・コーディネーター

── 自己紹介をお願いします!

SILKは、京都の中でも、おしゃれで、先進的な取組をしている組織だなという印象で、立ち上げ当初から、ゆるくつながりを持っていました。コーディネーターのお話をいただいたときは、びっくりすると同時に、それ以上に嬉しくて、普段からおいしいお酒が、もっとおいしくなったことを覚えています(笑)。

自分の人生の中でソーシャルイノベーションを実践していたと思うことは、大学卒業後まちづくり会社を設立し、京都の商店街の中にあるコミュニティスペースの運営をしていた時の経験です。大学生を中心に、外国籍の方や、5歳の子どもから仕事を引退されたシニアの方まで、冬になると、こたつで一緒に暖をとったり、3万人が訪れる商店街の夏祭りを手伝うための作戦会議をしたり。なんともカオスな空間でした。当時、ソーシャルイノベーションや社会的企業という言葉は全く意識していなかったのですが、多様な人たちと関わり、一緒に何かをやりとげるということは、今につながっていると思います。

現在は、区役所や支所のまちづくり事業のサポートや区民のまちづくり活動支援をする「京都市まちづくりアドバイザー」をメインのお仕事にしながら、キャリアコンサルタントとしても活動しています。好きな食べ物はいちご。好きな飲み物はクラフトビール。最近はまっているスポーツは、ランニング、卓球、バドミントンです。

── SILKでどんなことにチャレンジしたいですか?

京都には社会課題やまちづくりを考える組織や個人のプレイヤーがたくさん存在し、お互いにコミュニケーションがとりやすい環境があります。ただ、共創するところまでは至っていないように感じています。もっとオープンに、一緒に事業に取り組める関係性を作っていけたらいいですよね。

私は、民間企業、大学、行政の中で「人と人、組織と組織をつなぐこと」をずっとやってきて、これからも続けていきたいと思っています。SILKがこれまであまり関わってこなかった若者とのネットワークを生かして、ソーシャルイノベーションに色んな人を巻き込んでいこうと思います。どんな方でも、どんな悩みでも、全力で一緒に考えて、ご縁をつないでいきます。その中で小さくても成功体験を重ねて、まちや社会のことを”自分ごと”として考える人を増やしていきたいです。

── みなさんにメッセージをお願いします!

新型コロナウィルス感染症の影響により、SILKでは、現状ほぼオンラインで事業を進めたり、打合せをしたりしています。オンラインでの場づくりはしたことがなかったのですが、頼りになる同僚たちがいるので、何とかやっていけています。オンラインで場を開く以外にも、京都のまちをてくてく歩きながら、ふらっと気になる場所をのぞいて、最近の近況など、伺っていきたいと思っています。その時は、暖かく受け入れてください~。オンラインでも、リアルの場でも、これまでつながりがあった方も、はじめましての方も、たくさんの出会いとご縁をつないでいけたら嬉しいです。


2020年度はこの2人と共に、新しいことにもどんどん取り組んでいきます!新型コロナウイルスの影響で社会が大きく変わり、苦しい状況が続いていますが、こんな時だからこそ私たちSILKができることをしっかり考えて発信・実施していきたいと思います。よろしくお願いいたします。


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