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Aug 3.2016

「ダイバーシティの実現による働き方改革」 ~ここからうまれるイノベーション 連続セッションのお知らせ

京都市ソーシャルイノベーション研究所では、2016年7月から11月まで、「多様な生き方・働き方」をテーマに、「ここからうまれるイノベーション 連続セッション」を全4回で開催しています。

1回目の7月6日は、「子育てにイノベーションを!」をテーマに新しい子育て支援の形を追究している株式会社オヤノミカタ(代表松井知敬氏)によるイベント。

2回目3回目は就労困難者の就職支援と企業とのマッチングを行っている、NPO法人FDA理事長の成澤俊輔氏をお招きし、第2回では事業者向けに、第3回では働きづらさを抱える当事者・ご家族、そしてその支援者の方を対象に開催します。

4回目はNPO法人 子連れスタイル推進協会代表理事であり、有限会社モーハウス代表の光畑由佳氏をお招きします。

連続セッションを通して、「多様な生き方・働き方」を推進している組織の考え方や取り組みを知り、自らの組織に取り入れ、四方よし(※)の社会に向けたイノベーションの輪を広げませんか。

※四方良しとは・・・近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)に未来よしを加えたもの。

「ダイバーシティの実現による働き方改革」 ~ここからうまれるイノベーション 連続セッションのお知らせ

第2回目のセッションでは、事業者・企業の方々を対象に、身体的、精神的、社会的に働きづらさを抱えている方々の働く環境を創造し、雇用創出のための活動を展開している、NPO法人FDAの成澤俊輔理事長にお越しいただきます。

「障がい者雇用」の法定雇用率の上昇、少子高齢化による労働者不足などから、雇用に対する課題を抱える企業も多い中、FDAでは、「履歴書を見ない」「仕事に人をあてがうのではなく、人をみて、その人にあった仕事を」という、会社と雇用の常識を覆す取り組みを行っています。

FDAの取り組みは、企業の生産性の向上と高付加価値化を実現すること、様々な働く制約がある方が、自分の特性を生かし、生活スタイルに合った仕事をするということ、この2つを同時に実現しています。

障がいのある方を「未来の夢を実現するメンバー」として、 FDメンバー(Future Dream Member)と呼称しています

FDAでは、上記の「30大雇用」を進めており、現在は100名程度の「就労困難者」と呼ばれる方々が、いきいきと働いておられます。

現在、FDAの業務は70種類。PCを使って行うアンケート集計やテープ起こし、ECサイトの更新もあれば、社内報などの企画・執筆から発送まで行う業務、セミナーの動画撮影やtwitter中継、翻訳や農園の収穫など、非常に多岐にわたります。

企業側としては、FDAが持つしくみを使うことで、社内で「時間があればこれをやりたい」と思っていた仕事に取り組め、従業員も自分たちのやりたい仕事に集中できることから、業務効率があがり、労働の高付加価値化を実現することが可能です。

雇用の課題を、今までと違うやり方で解決できるかもしれません。新しいダイバーシティの可能性をぜひ探しにいらして下さい。


日 時 : 2016年9月13日火曜日
第一部 : トークセッション 13時~15時
第二部 : 個別相談会  15時半~17時(6組限定。当日受付)
対 象 : ①経営者層の方 ②人事・総務など雇用に関わるセクションにおられ、雇用のダイバーシティに向けて、組織において積極的に提案できる立場の方
定 員 : 30名(先着順,定員になり次第締め切らせていただきます)
会 場 : 日本政策金融公庫 京都支店
〒600‐8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町101(アーバンネット四条烏丸ビル5階)図1
参加費 : 無料
お申込 : 9月11日(日)までにこちらのフォームよりお申し込みください。
担 当 : 山中・川勝
主 催 : 公益財団法人 京都高度技術研究所(京都市ソーシャルイノベーション研究所)、京都市


スピーカー:成澤俊輔氏 NPO法人 FDA理事長

成澤写真1

1985年佐賀県生まれ。
先天的難病の網膜色素変性症により、20代前半で視力を失う。
幼少より視力障害による孤独感を感じ、大学在籍7年間・ベンチャー企業での激務を経験。2013年3月には症候性癲癇となり新たな使命を抱く。日本唯一の障がい者雇用分野の当事者・福祉の専門家・経営者という三つの立場を生かし、「世界一明るい視覚障害がい者」として活動中。現在障害者雇用に力を入れる特例子会社アイエスエフネットハーモニー事業部長、NPO法人FDA理事を兼任。2016年8月1日理事長へ就任。

■成澤さんについての記事 : ビッグイシューインタビュー
インタビュー動画「「世界一明るい視覚障がい者」成澤俊輔さんに聞く〜NPO法人FDAの引きこもり・障がい者の就労支援」


モデレーター:秋葉芳江氏
京都市ソーシャルイノベーション研究所 イノベーション・キュレーター / Office SPES 代表nakagawa11


■今後のセッションの予定
10月28日金曜日 13時~15時 タイトル:未定 @中京青少年活動センター 定員:30名
NPO法人FDA理事長 成澤俊輔氏
対象:さまざまな働きづらさを抱える当事者、ご家族、支援者の皆さま

11月18日金曜日 13時~15時 @ウィングス京都ホール 定員:200名
タイトル:「『子連れ出勤』という就業スタイル~キャリアを活かす事業戦略を考える~」(仮)
NPO法人子連れスタイル推進協会代表理事、株式会社モーハウス代表取締役 光畑由佳氏
対象:雇用のダイバーシティ、女性の多様な生き方・働き方に関心のある皆さま

※いずれも9月中旬ごろ募集開始予定です。当研究所のメールマガジンにてイベントのお知らせをお送りします。登録をご希望の方はこちらからどうぞ。


■お問合せ先
公益財団法人 京都高度技術研究所 地域産業活性化本部
京都市ソーシャルイノベーション研究所
〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134番地
tel : 075-366-5527  fax : 075-366-5529
mail : silk【☆】astem.or.jp ※【☆】を@に変更して送信下さい。


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