PREMIUM FRIDAY INTERVIEW
May 25.2018

SILK流!プレミアムフライデー インタビュー企画【第15回】小牧佐和子さん | 学び場 とびら

ワークとライフをバリっと分けて、余暇を充実させるのも素敵ですが、イキイキできる好きなシゴトを通して人生を充実させ、充実した人生をまたシゴトに活かしていくことで、色とりどりの社会をつくる、という生き方をSILKは応援しています。

毎月のプレミアムフライデーに「ワークライフミックス」の生き方を考えるきっかけにしてもらえたらと思い、2017年2月より毎月、インタビュー記事を掲載しています。

第15回目は、四条烏丸に新しくオープンしたスペース「学び場 とびら」の運営をされている小牧佐和子さんです。人の輝き、可能性を引き出すことをライフワークにされている小牧さんが、この場を通して実現したい事とは?ぜひご一読ください。

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SILK流!プレミアムフライデー インタビュー企画【第15回】小牧佐和子さん | 学び場 とびら

Q: どんな仕事をされているか、簡単に教えてください

小牧:  “良い地球をのこす”をモットーとした、“みんなでつくり、みんなで学ぶ”新しい学校として4月にスタートしたオープンスペース『学び場とびら』の運営を任されています。スペースの掃除、予約の管理、ホームページ作成などから、訪れる方々への応対やおもてなし、また、会員さんの夢や可能性をひらくコーチングセッション、会員さんが才能をフルに発揮できるようなサポート。そしてみんなでそれ応援できるような働きかけや仕掛け作りなども行っています。

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Q: 仕事している時と生活している時、共通して大切にしていることは何ですか?

小牧: 一つ目は『まずは自分から』という姿勢です。コミュニケーションも仕事も全般においてなのですが、待ちの姿勢よりも行動した方が楽しいですし、物事がスムーズに運ぶと思っています。まずは自分から行動する。まずは自分がなりたい自分でいる。まずは自分から心をひらく。まずは自分がリーダーシップをとる。そんな風に、良い流れの起点になれたらいいなという思いはいつもあります。

二つ目は『自分とつながり続ける』こと。自分の中の感覚や変化、感情に常につながり続けること、そしてそれを無視しないことは徹底して意識しています。自分とつながっていないと、目の前の人や状況の些細な変化を取りこぼしてしまいます。私たちの体や心というのは本来とても精度が高く、いろいろな情報を正確にキャッチしています。自分の声を無視してしまうと、自分のみならず、周りのことまで分からなくなってしまう。なので、常に耳を傾けているようにしています。そして、まずは自分が心地よく幸せでいることが大切だと思うので、そのためにも自分の中の状況をちゃんと知っておくことを大切にしています。

三つ目は『幸せでいる』こと。先の内容と重複しているのですが、まずは自分が幸せでいることを心がけています。それはわがままとは全然違っていて、むしろ自分が幸せでご機嫌でいると、一緒にいる人も心地いいと思うからです。エネルギーって伝播しますし。良い笑顔を向けられたら、みんな嬉しいですよね。自分を幸せでいさせるって、自分の内面に起こっていることを自分でなんとかする力、要は成熟さがすごく必要で、中々ハードな作業だったりもします。「誰も自分なんて見ていない」「自分なんて重要じゃない」そう思った瞬間に、とても楽ですが、独りよがりになります。そうではなく、自分から良い雰囲気を作り出せたらいいなと思っています。

四つ目は『当たり前を大切にする。真っ当に生きるように努力する』ことです。ここはまだまだ未熟なので、いつも心がけてトライしています。人から愛される人ってここがしっかりしていると思います。挨拶をきちんとする。人を大切にする。人に迷惑をかけない。などなど、当たり前なことこそいつも同じクオリティで行うのは難しい。でもとても大切なことだと思っています。

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Q: 仕事をしていて特にうれしいと思うときは?

小牧: そうですね、『目の前の人、その場にいる全員が、イキイキと楽しそうに嬉しそうに、そして伸びやかに自分を表現しているとき』ですね。たくさんの人を心理学やNLP(※)、コーチングなどを用いてサポートする中で実感しているのですが、どんな人の中にも必ず素晴らしい輝きがあります。それを発揮して輝いている姿を見るのが私にとっては何にも勝る喜びです。それをみんなで受け入れて、喜び合っている、繋がっている瞬間を作り出す事が私の理想なのです。

でもそれを発揮できるのには条件があって、「自分が受け入れられていると感じられる関係性」、「信頼できる安心安全な場である事」がまず必須です。そしてその上で、「本人がリラックスしていて、心が開いていて、ちょっとわくわくしている」そんな状態にある時に、その人の輝きが強く放たれます。別に何か大きなことをしている必要はなくて、みんなが笑いあって思い思いに楽しんでいる。そしてそれを受け入れあっている。そんな場所を作り出せたと感じられた瞬間は本当に至福の時間ですね。

※NLPは、1970年初頭、カリフォルニア大学の心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授だったジョン・グリンダーが心理学と言語学の観点から新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問です。

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Q: 仕事や人生を通じて実現したいことは何ですか?

小牧: 私のミッションは、『関わる人の(内外の)オリジナルの輝きと潜在的なパワーを引き出し、どんな人でも、どんな境遇からでも人は幸せになれると伝え続け、励まし続け、伴走すること』です。
少し触れましたが、人は皆とても魅力的です。素晴らしい価値を持っています。でもそれを出し切れない人が多い。とても勿体ないと感じます。私は外国に住んだこともあるのですが、特に日本人は遠慮して人の目を気にして、自分というものを引っ込めてしまう人が多い。自分が幸せである=周りの喜びになるという事を落とし込めない人が多いと感じます。確かに、利己的で自分のことしか考えてない人もいるでしょう。でも、それも大概の場合は一側面であって、そこに失敗体験があったり、自信がなかったりという背景があったりする。もっと適切に自分を見て、判断して、評価できるようになれば良いと思います。そして、人との関わりの中で自分を知り、修正し、そして、もっともっと輝いたら良いと思っています。一人でも多く、『自分であることを心から喜び、この人生で良かったと心から思えるようになり、自然体で伸びやかに、そしてパワフルに、自分を輝かせ、夢を叶えていく人』を増やしていく。それが仕事や人生を通じて成し遂げたいことです。

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[ SILK流!プレミアムフライデーインタビュー ]

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第14回: 秋山怜史さん 一級建築士事務所 秋山立花 代表

第13回 :杉原惠さん SILKコンシェルジュ

第12回 :吉田大輔さん (株)津乃吉 代表

第11回 :篠原佑さん (株)フラットエージェンシー 営業

第10回 :田中雅大さん (株)ヘルプ

第9回 :米沢和也さん (株)アラキ工務店 現場監督

第8回 :小田起世和さん 認定NPO法人テラ・ルネッサンス

第7回 :粟坂太蔵さん 株式会社食一

第6回 :ヒトミトモコさん (有)シサム工房

第5回 :奥村咲華さん Dari K(株)

第4回 :益田晴子さん (株)IKEUCHI ORGANIC 店長


photo:小牧 佐和子
小牧 佐和子
学び場 とびら

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